歯周病治療
力強く噛むためには歯ぐきの支えが必要です。歯周病は、歯を支えている歯ぐきと骨が痩せていく病気です。むし歯と違い痛くなるなどの自覚症状が出にくく、気がついた頃にはかなり進行していることもある恐ろしい病気です。
歯周病は全身疾患とも大きく関係し、成人の約8割が罹患していると言われており、50代以降になると歯周病が歯を失う最も大きな原因となります。お口の健康、全身の健康のためにも早期治療・予防が大切です。
歯を失う原因の
第1位は歯周病
成人の80%が
歯周病にかかっています
厚生労働省健康政策局歯科衛生課編:
平成23年歯科疾患実態調査報告より
「歯周病ってどんな病気?」「むし歯との違いは?」など、患者さんが疑問や不安に感じていることに丁寧にお答えいたします。歯周病の進行をわかりやすくお伝えするために動画による説明も行っています。
歯周病のリスクや治療の目的、歯周病を進行させないための生活習慣など、患者さんに正しい知識を身につけていただき、歯周病から健康を守っていくために患者さんにとって最善の選択をしていただけることを目指したサポートをします。おなだ歯科・矯正歯科では、患者さんの治療に対する不安や恐怖心を取り除くために、痛みに最大限配慮した治療をご提供しています。
歯周病の原因やお口の状態はひとりひとり異なります。
多治見市小名田町の歯医者 おなだ歯科・矯正歯科では、患者さんのお話をしっかりとお伺いさせていただいた上で検査を行い、お口の状態やライフスタイルに合わせたひとりひとりに最適な治療計画を立案いたします。
ご自身のお口の状態をしっかりと把握することが歯周病治療の第一歩です。
目で見えない部分をレントゲンにより調べます。歯周病で骨が溶けている部分の特定や骨が溶けている度合い、歯石が付着している部分を確認します。
プローブという器具を使って歯周ポケットの深さを調べる検査です。歯肉の入り口から隙間の底までの距離を測定して歯周病の進行状態を確認します。
歯を一本ずつ挟んで動かすことで、歯のぐらつきを調べます。動揺の大きさによって歯周病の進行を確認します。
歯肉を触り、出血や膿が出るかどうか、歯垢(プラーク)・歯石の付着状態を観察し、歯周病の進行状態を確認します。
歯垢(プラーク)が付着している箇所を赤く染める染色液により、汚れが残りやすい箇所を正確に把握します。
歯垢を取り除くだけでなく、歯ぐきをマッサージし強くすることも歯周病を予防するためには効果的です。歯周病の予防研究からうまれた専用の歯ブラシ「V7(ブイセブン)」を使用し、つまようじを使うように歯と歯の間を磨くことで歯間部の歯ぐきが強くなります。
V7によるお口のケアは定期健診で行います。V7によるご自宅での適切な磨き方についてもお伝えしています。
歯周病が進行してしまった場合「スケーリング」と「ルートプレーニング」という処置を行います。スケーラーという専用の器具を用いて歯の表面に付着した歯垢、歯石、着色汚れを取り除きます(スケーリング)。中等度以上の歯周病では、歯ぐきの中の歯垢や歯石を取り除き、歯周ポケットの改善を図ります(ルートプレーニング)。スケーリングとルートプレーニングを同時に行う処置がSRPです。しっかりとトレーニングを積んだ歯科衛生士が、患者さんひとりひとりの健康管理に責任を持ち、処置を行います。
歯周病は、むし歯のように痛みなどの自覚症状がほとんどなく、気が付いた時には重症化しているケースも少なくありません。歯と歯ぐきの間に溜まった歯垢(プラーク)の中にいる歯周病菌が、歯を支えている歯周組織を少しずつ攻撃し、歯ぐきの炎症を引き起こしたり、歯を支える骨が壊されていきます。
歯周病は成人の8割以上が感染していると言われているほど身近な病気です。歯周病によって歯を失わないためにも、自分には関係がないと自己判断せず、歯科医院で検査を受けて、適切なケアと予防を行うことがとても大切です。
歯周病菌が炎症を起こした歯ぐきの血管に入り込み、血液を介して全身に回ると、動脈硬化、糖尿病、心臓病などの様々な全身疾患を引き起こす原因になると言われています。妊婦さんの場合は、低体重児出産や早産の可能性を高めてしまうとも言われています。
そうならないためにも早期治療・予防に取り組み、私たちと一緒に、お口だけでなく全身の健康を守っていきましょう。
このような症状を改善するためには、歯科医院での適切な処置が必要です。
早めの検査をおすすめします。
歯垢(プラーク)がたまった状態を放置すると、歯ぐきに炎症が起きます。歯科医院でのメンテナンスと、ご自宅での適切なケアで改善を図ります。
歯ぐきの炎症が進み、歯周病菌が歯周組織に侵入することで歯を支えている骨や歯根膜が破壊され、歯周ポケットができます。歯垢・歯石取りなどの適切なケアを行い進行を防止します。
炎症範囲が拡大し、歯周組織の破壊が進み、出血や膿、歯のぐらつきなどの症状が現れます。SRP(スケーリング・ルートプレーニング)で、歯周ポケット内部や根元に付着している歯垢・歯石を除去します。
歯を支えている骨がほとんど破壊され、歯の根が大きく露出します。
支えを失った歯がぐらぐらするようになり、最終的には歯を抜かなければならなくなります。
歯周病からお口の健康を守るためには、歯科医院でのプロフェッショナルケアと、ご自宅での正しいセルフケアのダブルケアが不可欠です。また、歯周病はむし歯のように痛みなどの自覚症状が少なく、治療せずにそのままにしてしまい悪化してしまうケースが非常に多いため、早期発見のためにも定期的な歯科医院の受診がとても大切になります。
多治見市小名田町の歯医者 おなだ歯科・矯正歯科では、担当の歯科衛生士によるお口の中がすっきりする快感ブラッシングなど、楽しみながらお口の健康維持に取り組んでいただけるようサポートしています。患者さんひとりひとりに合わせた予防プログラムで将来にわたって健康なお口をつくっていきましょう。